プラチナの刻印一覧|「Pt」とだけ・「Pm」の刻印は本物?種類と査定の見方

プラチナの刻印の現場での扱い3分類(図解) 金・貴金属

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結婚指輪、婚約指輪、親から受け継いだ古いジュエリー。プラチナ製品の内側には「Pt900」のような刻印もあれば、「Pt」一文字だけ、あるいは見慣れない「Pm」という表記もあります。

買取業界で11年、査定1万件超の経験から、実際の刻印写真を見ながら、プラチナの刻印の読み方と、それぞれが査定現場でどう扱われるかを解説します。

この記事でわかること

  • 実物写真で見る「Pt900」の刻印(数字は含有率)
  • 「Pt」一文字だけ・「Pm」が現場でどう扱われるか
  • 価値が付きにくいプラチナ刻印の見分け方

まず表記を見てみましょう ―「Pt900」の刻印

金とプラチナを組み合わせた製品では、素材ごとの刻印が並ぶことがあります。図で表記を確認しましょう。

K18 Pt900刻印の表記例(図解)
金とプラチナを併用した製品で見られる刻印の例。

右側に「Pt900」と読めます。これがプラチナの純度を示す刻印です。そして興味深いのは、その左に「K18」も並んでいること。このような製品は、金とプラチナを組み合わせて作られているのです。

こうした「金+プラチナ」の複合ジュエリーは珍しくありません。査定ではそれぞれの素材の重量を分けて計算します。

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Pt900とPt850が1本に混じっていることがあります

ネックレスはトップとチェーンで純度が違う製品があります。部位ごとに分けて量る必要があるため、まとめて相談できます。

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1本の指輪に、金とプラチナが併用されていることがあります

1 刻印を両方読む 「K18 Pt900」のように、 2つの刻印が 並んでいることがあります 2 素材ごとに分ける 金の部分とプラチナの部分を 分けて考えます。 珍しいことではありません 3 それぞれの重量で 査定では、それぞれの素材の 重量を分けて 計算します
手前の筆記体は、製作者の名前の刻印です。刻印が複数あっても、慌てて読み違えないようにしてください。

数字は「プラチナが何%か」を表す

プラチナ刻印と含有率(図解)

プラチナは純粋なままでは柔らかすぎるため、パラジウムなどを混ぜて強度を出してから加工されます。刻印の数字は千分率での含有率です。

プラチナの刻印と含有率

刻印 含有率と、よく使われる場面
Pt999 / Pt1000 純プラチナ。かつては「1000」表記、現在は「999」表記が使われます
Pt950 プラチナ95%。近年のブランドジュエリーに多い品位です
Pt900 プラチナ90%。日本の結婚指輪・婚約指輪の定番(先ほどの写真がこれです)
Pt850 プラチナ85%。ネックレスチェーンなどによく使われます

刻印の数字は千分率での含有率です。プラチナは純粋なままでは柔らかすぎるため、パラジウムなどを混ぜて強度を出してから加工されます。

なお、造幣局には貴金属製品の品位を検査・証明する制度(ホールマーク)があり、日本製のきちんとしたジュエリーには品位を示す証明記号が打たれていることがあります(参考: 独立行政法人造幣局・2026年7月24日確認)。この刻印があれば信頼性は高いと言えます。

広告刻印が読めたら、行き先は状況で分かれます

手元の状態 査定士から見た向き不向き 次の一歩
結婚指輪・数点だけ説明を聞きながら決めたい 気持ちの整理がつかないまま売る必要はありません。まず査定で価値を知るだけでも大丈夫です。持ち込めば、重さを量り、検査機にかけるところを目の前で見ながら聞けます。 簡単予約で優先的にご案内【コメ兵 店頭買取】店頭買取の予約を見る1947年創業の実店舗。来店予約(無料・約1分)に対応し、「事前のご予約で優先的にご案内」と公式に記載
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※上の欄は広告です。「古いから価値がない」でも「プラチナだから安心」でもなく、検査してもらって初めて価値が確定します。 買取価格は品物・状態・時期で変わるため、金額の優劣を示すものではありません。(2026年8月時点/条件は各社の案内をご確認ください)

現場での扱いは3つに分かれる

プラチナの刻印の現場での扱い3分類(図解)

現場での扱いは、この3つに分かれます

刻印 現場での扱い
「Pt」一文字だけ Pt850相当として査定するのが現場の通例です。「プラチナなのに数字がない=怪しい」というわけではなく、時代的な表記の名残です
「Pm」 昔のプラチナ表記。実際の含有率が表記より低いものが混ざっているため、検査機での確認が前提になります
「Pt100」・PTP・PP・RH.P プラチナの含有がごくわずか、またはメッキです。地金としての買取はできない刻印です

ロジウムメッキ自体はホワイトゴールドやプラチナの仕上げに普通に使われる処理です。「RH.P」とだけあり土台が貴金属でない場合に、金メッキ製品と同じ扱いになります。

「Pt」一文字だけの刻印 → Pt850相当が通例

少し前の時代、Pt850のチェーンなどには「Pt」とだけ刻印することがありました。そのため、「Pt」のみの品物はPt850相当として査定するのが現場の通例です。「プラチナなのに数字がない=怪しい」というわけではなく、時代的な表記の名残です。

「Pm」― 古い時代のプラチナ表記

昔はプラチナを「Pm」と表記していました。古いジュエリーや海外製に見られる刻印です。ここで注意したいのは、Pm刻印の品物には実際の含有率が表記より低いものが混ざっていることです。中にはプラチナがほとんど含まれていない、業界で「軽P(カルピー)」と呼ばれる粗悪品も存在します。

査定士イニカ

私の現場でも、Pm刻印は検査機での確認を前提に慎重に査定する対象です。「古いから価値がない」でも「プラチナだから安心」でもなく、検査してもらって初めて価値が確定する品物だと考えてください。

「Pt100」とメッキ系刻印 → 価値が付きにくい

まれに見かける「Pt100」は、プラチナの含有がごくわずかで、貴金属としての価値はほとんど期待できません。また、PTP・PP(プラチナメッキ)、RH.P(ロジウムメッキ)も、地金としての買取はできない刻印です。

ロジウムメッキ自体はホワイトゴールドやプラチナの仕上げに普通に使われる処理ですが、「RH.P」とだけあり土台が貴金属でない場合は、金メッキ製品と同じ扱いになります。金のメッキ刻印については金メッキ・金張りの刻印一覧で詳しく解説しています。

刻印がなくても諦めない

プラチナも金と同じで、刻印がない・摩耗して読めない品物は珍しくありません。プロは重さ(プラチナの比重は金よりさらに重い約21.5)、色味、検査機を組み合わせて判定できるので、刻印が読めないからと処分せず、まず査定に出してください。査定士の見方は金の査定でプロが確認する6つのポイントで解説したものとほぼ共通です。

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プラチナ以外の刻印もまとめて確認したい方は、こちらでK24からSV925、GP・GFまで一枚の早見表にしています。家のどこから出てきやすいかも図にまとめました。

家にある貴金属、売れるもの・売れないもの【写真と図で仕分け】

刻印が読めなくても、処分しないでください

1 重さで見る プラチナの比重は約21.5。 金よりさらに重く、 手に持つと分かります 2 色味で見る 白い金属は他にもあります。 色味の出方が 手がかりになります 3 検査機で確定 最後は機器で測ります。 ここまでやって 純度が確定します
プラチナも金と同じで、刻印がない・摩耗して読めない品物は珍しくありません。

まとめ

  • Pt999〜Pt850は数字どおりの含有率。そのまま評価される
  • 「Pt」のみはPt850相当が現場の通例
  • 「Pm」は古い表記。含有率が低い個体があるため検査が前提
  • Pt100・PTP・PP・RH.Pは貴金属としての価値が付きにくい
  • 「K18 Pt900」のように金と併用された品物もある。素材ごとに分けて計算される
  • 刻印がなくても価値はゼロではない。判断はプロの検査で

よくある質問

Q. Pt900とK18は、どちらが高く売れますか?

A. その日の金相場・プラチナ相場と品物の重量で決まるため、一概には言えません。同じ重さでも相場によって逆転するので、売却時点の査定で確認してください。

Q. ホワイトゴールドとプラチナはどう見分けますか?

A. 刻印で見分けるのが基本です。K18WG・K14WGなど「K+数字+WG」なら金(ホワイトゴールド)、Pt900・Pt850など「Pt」ならプラチナです。

Q. 結婚指輪を売るのは気が引けます…

A. 気持ちの整理がつかないまま売る必要はありません。まず査定で価値を知るだけでも大丈夫です。査定後にお断りいただいても失礼にはあたりません。


査定士イニカ

この記事を書いた人: イニカ

買取業界歴11年・査定件数1万件超の現役バイヤー。金・貴金属と高級時計の査定が専門。実際の査定経験に基づいて、買取の仕組みをわかりやすく解説しています。

本記事の内容は執筆時点(2026年7月24日)の情報と筆者の実務経験に基づきます。個別の品物の価値を保証するものではありません。

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