※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
遺品整理や引き出しの片づけで出てきた、古い指輪やネックレス。内側に小さく刻まれた「K18」「750」「GP」——この意味が分かるだけで、売れる金かどうかの見当がつきます。
私は買取業界で11年、1万件以上の査定をしてきました。この記事では、実際の刻印写真を見ながら、金製品の刻印の読み方を一緒に確認していきましょう。文字で覚えるより、本物を見るのが一番の近道です。
✅ この記事でわかること
- 実物写真で見る「K18」と「750」の刻印(この2つは同じ意味)
- 現場で一番多い読み間違い「K18」と「18K」の違い
- 「GP」など、金に見えて金ではない刻印の見抜き方
まず実物を見てみましょう ―「K18」の刻印
これが、査定の現場で毎日目にする刻印です。ある指輪の内側を撮影しました。

右側に「K18」という刻印が見えますね。これが金製品でもっとも基本的な、純度を示す刻印です。左隣の小さな記号は、その製品を作ったメーカーの印(ホールマーク)です。
「K」のあとの数字は、金の純度を表しています。数字が大きいほど金の割合が高いと覚えてください。
- K24: ほぼ純金(金99.9%以上)
- K18: 金75%(写真の指輪がこれです)
- K14: 金58.5%
- K10: 金約42%
「K18」と「750」は、実は同じ意味です
ここで、もう一枚別の指輪の内側を見てください。今度は数字が違います。

「750」と刻まれています。先ほどの「K18」とはまるで違う数字に見えますが、実はこれも同じ18金なんです。
「750」は「金が75.0%含まれている」という意味の、千分率という表記方法です。K18も金75%ですから、K18 = 750 で、中身はまったく同じ。日本製の製品は「K18」、ヨーロッパ製やブランド品は「750」と刻む傾向がある——という違いだけです。
💡 覚えておきたいポイント
「750」「916」「999」といった数字だけの刻印を見ても、慌てなくて大丈夫。750=K18、916=K22、999=K24と、金の純度を別の書き方で示しているだけです。
金製品の刻印 早見表
ここまでの内容を、一覧表にまとめました。手元の品物の刻印と照らし合わせてみてください。

表の下2つ、「GP」と「KP」には要注意です。これらは金に見えて金ではない(または純度が怪しい)刻印なので、後ほど詳しく説明します。
現場で一番多い読み間違い ―「K18」と「18K」は違う
お客様が最も混同しやすいのが、この2つです。下の図を見てください。

「K」が前に付く『K18』は主に日本製、「K」が後ろに付く『18K』は海外製に多い表記です。同じ18金に見えますが、現場での扱いは大きく変わります。
というのも、「あとK」の製品は、刻印どおりの純度でないケースが目立つからです。18Kと刻印されていても、検査すると実際はK14相当以下だった、ということが実際にあります。海外では品位表示の基準が国によって異なるためです。
私の現場では、検査で確認できない限り、あとKの品物は刻印より1ランク低い純度を前提に査定額を組み立てることがあります。それだけ「刻印どおりでなかった」経験が積み重なっているんです。
「GP」「GF」― 金に見えて金ではない刻印
査定でお断りする(または大幅に安くなる)品物で多いのが、GPです。これは Gold Plated=金メッキの略。表面にごく薄い金の膜をかぶせただけで、中身は真鍮などの別素材です。
⚠ 「K18GP」に注意
「K18GP」のように本物と同じ「K18」の文字が入っているため、18金だと思い込む方が非常に多いです。ですが末尾にGPと付いていたらメッキ製品。同じくGF(金張り)、RGPも金製品ではありません。刻印は必ず最後の文字まで読む——これが鉄則です。
メッキ刻印には他にもGF・GEP・HGEなど多くの種類があります。全種類の一覧と、時計の裏蓋に多い見落としポイントは金メッキ・金張りの刻印一覧で詳しく解説しています。
刻印がない・読めない場合はどうする?
古い和物の指輪や海外土産には、本物の金でも刻印がないものがあります。刻印が摩耗して読めないこともよくあります。でも、諦めないでください。
プロは刻印に頼らなくても、金かどうかを判定できます。金の比重は約19.3と非常に重く、この重量感・色味・磁石への反応・比重計や検査機での測定を組み合わせれば、刻印がなくても純度を見極められます。自分で判断できなくても、そのまま査定に持ち込んで大丈夫です。査定士が実際に何を見ているかは金の査定で確認する6つのポイントをどうぞ。
まとめ:刻印は「手がかり」であって「証明」ではない
最後に、この記事の要点を整理します。
- K18 = 750。数字が違っても同じ18金(写真で見たとおりです)
- 「あとK(18K)」は純度が怪しいことがあり、検査が前提
- 末尾にGP・GFが付いたらメッキ。金としては売れない
- 刻印がなくても、本物の金なら価値はある。判断はプロに任せる
刻印はあくまで最初の手がかりです。最終的な価値は、刻印・重さ・色味・検査機を組み合わせて決まります。手元の品物が気になったら、まずは査定で確かめてみてください。
刻印が読めたら、次は実際の査定額を確かめる
K18か750か、あるいは刻印がなくても、最終的な価値は現物の検査で決まります。無料査定なら費用はかからず、金額を聞いたうえで売る・売らないを決められます。
※上記は広告です。査定は無料で、金額を聞いてから売却を判断できます。![]()
👉 あわせて読みたい:
銀の刻印一覧|「925」「SILVERのみ」「洋銀」は査定でどう扱われるか
貴金属買取は店頭・宅配・出張のどれ?査定士が教える選び方と注意点
金の査定で査定士は何を見ている?プロが確認する6つのポイント
「古い指輪だから売れない」は誤解|遺品ジュエリーの価値は3つの足し算で決まる
よくある質問
Q. 「750」とだけ刻印がありますが、これは金ですか?
A. はい。750は千分率でK18(金75%)と同じ意味の表記です。ヨーロッパのブランドジュエリーによく見られます。
Q. 「純金」とだけ刻印された指輪はK24ですか?
A. そうとは限りません。古い「純金」刻印の印台指輪などは、検査するとK22程度のことが実際にあります。検査機での確認が前提です。
Q. 刻印が消えかけて読めません。売れますか?
A. 売れる可能性は十分あります。プロは重さ・色味・検査機で刻印に頼らず判定できるので、そのまま査定に出してください。
この記事を書いた人: イニカ
買取業界歴11年・査定件数1万件超の現役バイヤー。金・貴金属と高級時計の査定が専門。実際の査定経験に基づいて、買取の仕組みをわかりやすく解説しています。
本記事の内容は執筆時点(2026年7月19日)の情報と筆者の実務経験に基づきます。個別の品物の価値を保証するものではありません。


コメント